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FULLCOUNT Society For Zimbabwe SPONSOR


今何が起こっているのか

ジンバブエの大地で採れる綿花の品質は、ジーンズを生産する上に於いて世界一であるという信念のもと、
我々は1995年のブランド創業初期よりジーンズの素材にジンバブエコットンを使用してきました。
永きに渡りジンバブエコットンと共に歩んできた我々として、今、ジンバブエの大 地で起こっている様々な問題を少しでも多くの方々に知っていただきたいと願います。
コットン
< ジンバブエ共和国の概要 >
 ジンバブエはアフリカの南部に位置し、面積はほぼ日本と同じで、人口は日本の約1/10。
主要産業: たばこ、砂糖、綿花、クローム、ニッケル、金
通貨: ジンバブエドル(ZD)     
世界遺産: ビクトリアの滝、グレートジンバブエ遺跡など
略史: 1923 年英国の自治植民地としての南ローデシア成立
1980 年ジンバブエとして英国より独立


-220万%のインフレに苦しむジンバブエの国民-

〜 殺人的な物価上昇、政治暴力、HIV 蔓延 〜

いま、ジンバブエの大地で起こっている「史上最悪」とも言われる情勢は、
連日、多くのメディアを通して世界中に伝えられています。
そしてその内容はどれも目を覆いたくなるような悲惨な現実ばかりです。

【史上最悪レベルのジンバブエ経済】
<AFP 通信 08/7/16> 同国の年間インフレ率は220万%に達し、
中央銀行は1000億ジンバブエドル紙幣を発行。
この巨額紙幣でもパン1斤しか買えない窮状ぶりだ。
首都ハラレ在住の男性によると、
「ソフトクリームが1700億ジンバブエドル、ピザが1兆4000億ジンバブエドル。午後になると値段は必ず上がっている。昨年5月、1ドルの闇レートが4万2000ジンバブエドル。
今は7000億ジンバブエドル。
実際には16億7000万%のインフレ率だ。もはや紙幣は紙屑同然になっている。」と言う。

なぜ、経済がここまでに至ってしまったのか。
それは、ジンバブエの問題として長年続いている政治的混迷乱に因るものが大きいと言われています。

1980 年以降続く、ロバート・ムガベの独裁政権の下、
市民は政治的抑圧、厳しい規制、暴力に脅える日々を過ごしてきました。
また、今年6 月に行われた選挙に至っては、野党を支持した人々に対し、ムガベ政府による激しい弾圧が行われ、多くの人が命を落とす結果となり、不透明なままムガベの政権が続く結果となってしまいました。

そして、この出来事はまぎれもない現実であり、
この破壊的な暴力の連鎖は依然、解決の糸口を見出せていません。

また、HIV の問題も深刻です。
人口の26%がHIV 感染者であり、女性の平均寿命は、1990 年の62歳から、現在では34歳( 世界最下位) にまで短縮しているという驚くべき統計が発表されています。
さらに、HIV の蔓延を背景に、国民の80%が失業していると見られ、子どもの4分の1が孤児。

このように、いまジンバブエで起きている状況は、人道・人権面でも、政治弾圧のひどさでも、
国際社会の忍耐を超えていると言わざるを得ません。

事実、この問題の裏側には、多くの深刻な課題が複合的に絡み合っており、もはやジンバブエだけの
自力での再生はかなり厳しい状況にあると言えます。

みなさまは、こういった状況をどう考えますか。


-----FULLCOUNTとしての取り組み-----
ジンバブエの情勢に対し我々として何か出来ることはないか?
微力ながら「何らかの恩返しがしたい」という想いで、
この度、日本に於いて支援活動をされている「NGO ジンバブエ友の会」の皆様と一緒に支援活動を行う事を決めました。

Tシャツ ◎08年4月よりFULLCOUNT各直営店店頭に募金箱を設置。
◎ジンバブエ友の会主催プロジェクト「DANCE WITH AFRICA」を
 応援いたします。
チャリティーTシャツ作成。
 売上の一部をジンバブエ友の会よりジンバブエ共和国に寄付。
※ジンバブエ友の会では、毎年現地に赴き支援金を直接手渡しています。
 また、ス ニーカーや毛布を送る団体もございますが、
 同会では物資を送る支援はせず、
 現地のマーケットを少しでも動かすよう現金での支援を目的としています。