ブリティッシュ
November 14, 2022
本日のご紹介は、
これも現在東京店で大人気のアウター。
前回ご紹介したモッズコートに続き、
ブリティッシュカルチャーを感じさせる、
イギリスのストリートウェアです。
非常にベーシックながら、ここ最近はお休みしていた感のある
ハリントンジャケットです。
2024 Ventile Harrington Jacket ¥42,680
ハリントンジャケット。バラクータやメルクでおなじみの、
ブリティッシュストリートカルチャーでは根強い人気を誇る、
定番ウェアです。
モッズ、スキンズ、ルードボーイと様々なカルチャーに取り入れられた
ユニフォームです。(ネオモッズはテニスブルゾンのイメージが強いですが)
老舗バラクータでは、G9が代名詞ですが、
今回のハリントンは、G4モチーフです。
裾、袖口のリブを配し、よりスマートなデザインが魅力の一着です。
今回も生地が良い。
これ、ベンタイルなんです。
特有の滑っとした手触りで気付くと思います。
超高密度にコットンを織りたてたベンタイルは
水を弾く。さらに風を通さず、防寒性が高い。
更に総裏で仕立てているので、
インナー次第で暖かく着られます。
何よりもツラが良い。斜めに入る織り目に、
若干のタマムシ感。この若干が大事。
もろにタマムシだと、キラキラして合わせづらい。
これ、機能も見た目も高得点です。
シルエットはシンプルに。
袖はラグラン。剥ぎを袖下でとり、
スッキリした肩と細めの袖を両立しています。
裾周りはゆとりがあり、締め付けがないため、
中にある程度厚手のニットも着込めます。
僕はこの手のブルゾンは前を開けた時は、
やや深めに胸元を開けたくなります。
ちょっとした不良感でしょうか。
そしてポイントは襟。
ドッグイヤーは多少どんくささの出るディテールですが、
こちらはシャープな形でアレンジ。
更に立ちが良いので、寝かさず着ると、
シングルライダースの様な表情に。
ライダース感覚できるのがかっこいいと思います。
ポケットには本来は大きなボタンがフラップですが、
こちらは比翼ドットボタン。
閉めれば見えないし、
開けていても目立たず、スッキリ。
裏地はタータンチェック。
ここら辺はブリティッシュマナーですね。
見返しが付かないので、
開けてるとチラッと見える感じが憎い。
そして、後ろ姿。
いかにもなアンブレラヨークに、
裾にはアジャスター。
モッズコートと同じように、
後ろ姿で語れる一着です。
今回はホワイトシャンブレー、
ストライプフレンチワークトラウザーで、
ワークながらも綺麗なイメージに仕上がるよう、
コーディネート。
このハリントンの良いところは、カジュアルながらも、
綺麗にも崩してもコーディネートできる点です。
中にパーカー、細いジーンズなんて、
ライダースの様なスタイルにもハマります。
裾周りのゆとりがインナーを選ばないのも、
隠し味です。
今ならカットソーの上、寒くなってきたら、
ニット、マフラーと装備を増やしましょう。
裾にリブがない分、インナー遣いも良いかもしれない。
先日ご紹介のモッズコートのインナーなんかに良さそうですね。
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