地味なヤツがはいってきました。
正直、今日のカッコの主役にするにはちょいと控えめ。
おそらく、今日会う人でこの一着に突っ込む人はいないんじゃないでしょうか?
そこで突っ込めた人は相当な感度を持つ方だと思います。信頼できます。
散々REDISANな物言いですが、けなしている訳ではありません。
おススメしているんです。
この一本があるだけで、コーディネートの幅が劇的に広がります。
#1887 VINTAGE KATSURAGI STRAIGHT #19,224-カツラギパンツ。所謂カラーパンツです。
シルエットは安心の1108シルエット。なんにでも合います。
まず合わないトップスを探すのが難しい位。
良く言うとベーシックでクセの無い細身シルエット。悪く言えば普通のシルエット。
ただ、この普通のシルエットってのが難しいんですよ。
僕は1108の事を「過不足ない」って表現しているんですが、
過不足ないからこそ、他のアイテムがどれだけ足されている物でも、引かれている物でも、
そのアイテムの良さを発揮してくれるんです。縁の下の力持ちってヤツですね。
そしてこの生地感。
画像でしっかり表現しきれていないのですが、ムラ感がありつつも、
上品な光沢を感じるこの表情が非常に抜群。
かといってゴリゴリ主張している訳ではなく、
さりげなく主張する表情がいい湯加減。
そしてこのカリッとしたコットンの乾いた風合いも色にハマってます。
ブログをご覧頂いてる皆様にはすでにおなじみのシルエットですが、
穿くとこんな感じの過不足なさ。
まずはベージュ。
上品ですが濃い目のベージュがカジュアルな表情を崩しません。
併せたのはBBJのカバーオールNAVY STRIPE。
ワークっぽいか、プレップな小綺麗コーディネートばかりでご紹介していたので、
いたって普通の感じに着てみました。そこらを普通に歩いてる場所を選ばない感じ。
でもよく見るとセンス良いの着てるなみたいな。思わず振り返る感じですね。
控えめなパンツと好対象なビーチクロスのゴリゴリの生地感が良いバランス。
それからネイビー。
ダークネイビーと言っても良いくらい深いネイビー。
深い紺は黒と同じ感覚で使えて、黒よりもちょっと品があったり、色気があったり。
今回もチェックのボタンダウンにコットンパンツと字面にすると非常に優等生的ですが、
いざ絵になると、ちょっと上品、ちょっと色気な良いバランス感。
インディゴにネイビー、メリハリ付けるためにインナーのグレー。
そこにチェックの赤がポイントと、キモになるポイントを絞った感じに。
最後にカーキ。
この色、イチオシです。
カーキながら軍物の雰囲気が一切しないパンツは非常に貴重。
この適度にラフで、適度に上品な雰囲気は探すとなかなか見つかりません。
上にはGジャン。東京店ではGジャン人気ナンバー1の#2107 FLAP POCKET。
通称1stレギュラーフィットです。
カツラギの生地感とカーキの色見が、デニムオンデニムや軍パン程強くはなく、
チノパン程上品でも無い、適度なほこりっぽさにまとめてくれます。
とまぁ、パンツの紹介なのに全てトップスに比重を置いたコーディネートでした。
これだけ特徴的なトップス達を、リアルクローズにまとめてくれるのがこのパンツの良い所です。
所謂、ぶっ壊れるとその重要さを痛感するタイプです。
この手の物はなくなると変えが効きません。
なので、気に入って頂ければ二本目ストックも大げさではないと思いますよ。
まずは是非、ご試着下さい。
地味ですが。